こんにちは。さえこです。
鉄のフライパンで焼いたぎょうざって美味しいですよね。
でも、「鉄はくっつく」「鉄は手入れが大変」と思われている方も多いと思います。
チー
- 鉄の鍋でおいしく調理できるの?
- 鉄鍋の魅力を知りたい!
という方へむけて
オイゲンの南部鉄器のフライパン「ニューラウンド万能鍋」をレビューしました。
わたしは今まで、フィスラー、ビタクラフト、ティファール、アサヒ、などいろいろなフライパンを使ってきました。
どのフライパンも良かったのですが、美味しい餃子にこだわりがあって、餃子を焼くために南部鉄器のフライパンを購入しました。
南部鉄器は「黒い鉄のかたまり」で、一見扱いにくそうに見えますが、使ってみると意外と簡単です。
そして、南部鉄器で焼いた餃子は、面がパリパリで中はジューシーで本当に美味しくて、焼く度に「ニューラウンド万能鍋」を買ってよかった~と感動しています♩
今回は、7年くらい愛用している及源「ニューラウンド万能鍋」の実際に使った感想、餃子の焼き方をご紹介します。
※この記事でご紹介しているのは直径18.5cmの大サイズになります。
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南部鉄器の魅力って?
南部鉄器とは?
南部鉄器は伝統工芸品
岩手発祥の南部鉄器(なんぶてっき)は、岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器で、通商産業大臣指定「伝統的工芸品」です。
近年では茶道具などの伝統工芸品のほか、実用的な調理器具としてもその良さが見直されています。
水沢と盛岡の違い
南部鉄器というと、盛岡と水沢という地名を耳にしますが違いがあります。
盛岡市の南部鉄器は南部藩由来の南部鉄器であり、伊達氏・仙台藩の奥州市(水沢)の南部鉄器は仙台鉄器と呼ばず、岩手県の南側にあるので南部鉄器と呼んでいるのである。(出典:wikipedia:南部鉄器)
南部鉄器で有名なメーカーに及源、岩鋳があります。
- 及源(オイゲン)–水沢
- 岩鋳(イワチュウ)–盛岡
と、それぞれルーツが違います。
教科書などに載っている南部鉄器は鉄瓶などですが、近年は美しいデザインの鍋やフライパンが増えています。
しかも、IHで使える南部鉄器も多いんです!
さえこ
及源の万能フライパン「ニューラウンド万能鍋」って?
万能鍋は「フライパンで鍋」という意味です。
私が7年間愛用しているのは「OIGEN のニューラウンド万能鍋 大18cm」。
上下セットで、木台がついています。
形が違う上下セットなので、用途が多いのも魅力の一つです。
下は汁気のある料理、すき焼きや、焼りんご、焼き餃子の蓋として使います。
秋~冬には、アルミホイルで包んだサツマイモをいれ上をかぶせ、45分加熱するとしっとり甘い「焼き芋」ができます♩
dal
上は、焼き餃子やステーキ、蓋に使っています。
くっつき具合ですが、長年使うと油がお鍋に馴染んで、くっつきにくく育っていきます。
dal
使い勝手については、
ニューラウンド万能鍋は、シンプルな形で余計な溝などがないので、洗いやすく扱いやすいです♩
また、鉄なので重さがあるため、両手で持てる両手なべタイプは助かっています。
餃子に使い易い及源のお鍋
南部鉄器で有名なOIGENの、餃子に適したフライパンをピックアップしました。
ニューラウンド万能鍋
大 18cm サイズ:内径18.5×深さ5cm重量:2.5g
特大 22cm W30x D23 xH18.5mm 底径120mm 深さ59mm 重量 3.6kg 容量 1.6L
すき焼き餃子兼用鍋
デザインがさらにモダンな木の蓋のタイプです。
重さも万能鍋に比べると、蓋が木の分、容量の割に軽くなります。
26 W348xD278xH62mm 底径226mm / 深さ46mm 重量3.4㎏ 容量2.3L
24 W336xD256xH62mm 底径206mm / 深さ46mm 重量3.0㎏ 容量2.1L
我が家の餃子の焼き方 南部鉄器で表面がパリパリに!
1.強火で熱しうっすら煙が上がるくらい(※重要)になったら中火にし油を小さじ1程度入れ、餃子を並べる(ジュット音がする)
2.焼目が付いたらお湯または水を60ml入れ蓋をかぶて蒸す。
水分がなくなってぱちぱち音がしたら蓋を取る ※注意 ふたは熱いので注意下さい
3.ごま油を回しかける。(焼きながら木べらで、接地面を少し押して滑らすとするっと動きくっつかない)。
水分が飛んでパリパリになったらお皿に移す
完成!
焼いた面はパリッと香ばしく、中はジューシーに素人のわたしにも美味しく焼けました♩
さえこ
すき焼き
南部鉄器ではすき焼きもおすすめです。
最初にネギに焦げ目をつけると、香ばしい焦げ目ととともにネギが甘くなります。
コクが増すので、お店では牛脂をもらってくださいね!
【比較しました!】テフロンと鉄 / 鉄と南部鉄器
南部鉄器はなぜ美味しく焼くことができるのか?
気になったのでテフロンや普通の鉄鍋と、素材の面で比較してみました。
テフロンと鉄の主な違い
- 高温に熱することが出来るか出来ないか
- 経年劣化するかしないか
テフロンを高温に出来ない理由
高温になりすぎると有害物質がでるので高温にできません。テフロのフライパンの注意書きに「過剰に高温にしない」とあります。
テフロンは表面の加工のことで、テフロン加工の技術はアメリカのデュポン社が特許を取得しています。
テフロンの経年劣化
テフロンは加工なのでどうしても経年劣化があります。そのため定期的に買い替える必要があります。
その点、鉄は使うほどになじみ育てるフライパンと言えます。
鉄のフライパンの特徴
- 高温に熱することができる
- 育てる鍋である
さえこ
鉄は食材を入れる前に、薄く煙がたつくらい熱するものね
鉄分(ヘム鉄)がとれて貧血予防に最適!
鉄分には大きく分けて2種類の鉄があります。
「二価鉄(ヘム鉄) / Fe2+」と「三価鉄(非ヘム鉄) / Fe3+」という鉄で、二価鉄は5~6倍吸収されやすいのです。
南部鉄器から出る鉄分はほとんどが吸収の良い二科鉄(ヘム鉄)なので、貧血になりがちな女性には嬉しいです。
さえこ
南部鉄器から鉄分を取る方法で、「鉄瓶で沸かしたお湯を飲む」がありますが、鉄瓶以外にもかわいい日本製 の岩手県産【鉄魚】を見つけました!
「鉄魚」を入れてお湯を沸かすと、お湯がおいしくなるそうです。
鉄と南部鉄器の主な違い
鉄と比較した南部鉄器の特性は
- 油なじみが良い
- 鋳鉄である
南部鉄器の特徴は砂型によってできた無数の小さな穴に、油が良くなじむことにあります。後述しますが、ゆえに洗剤やクレンザーを使わずに洗います。
また、南部鉄器の原料は鋳鉄です。鉄中の炭素量が2%を超えるものが鋳鉄と言われ、畜温性が高くなります。
さえこ
南部鉄器のお手入れ
買ってきたら最初の油ならし
- 鍋肌に付着しているホコリやヨゴレをたわしで水洗いし、水気をふく。
- 弱~中火で鍋全体が温まるまで加熱し、水分を蒸発させる。
- 火を弱め、鍋底を覆うぐらいに油を入れます。刻んだ葉野菜を入れ、鍋底にまんべんなく油がなじむように炒めます。
- 2~3分炒めた後、火を止め野菜を取り出します。鉄鍋が冷めたら軽くタワシで水洗いする
引用:OIGEN公式HP
少し面倒ですが、最初だけ「新しいフライパンによろしく」の気持ちを込めて♩
葉野菜はクズ野菜でOKです。
普段のお手入れ
普段のお手入れには天然素材のたわしやササラを使い、クレンザーと金属たわしは使いません。
理由は、南部鉄器は繰り返し使う事で油なじみが良くなるため、洗剤は使いません。また、金属たわしは表面を傷つけてしまいます。
洗った後は、適度に熱して水分を飛ばし、冷まします。長時間使わない場合は油を薄くぬっておきます。
鉄鍋のこげ
焦げてしまった場合、お湯または水をいれて加熱すると汚れが取りやすくなります。
火加減に注意することで、焦げ付きは少ないです。
前述しましたが、長期間使用すると油がなじんで焦げ付きにくく育っていきます。
さえこ
おわりに
というわけで、南部鉄器の魅力とくっつかない我が家の餃子の焼き方をご紹介しました。
南部鉄器の魅力は
- 南部鉄器は岩手県の伝統工芸品
- 鉄分が取れる
- 鉄より油なじみがよい
- IHで使える
色々なフライパンで餃子を焼きましたが、南部鉄器で焼いた餃子は食べるとパリっとする感触が絶品です。
ニューラウンド万能鍋は
- デザインがシンプルで格好いい
- 上下セットで用途も広い
から
さえこ
使い分けたい!油無し料理ができるオールパンの記事はこちら。
